服務規程の有効活用
服務規程とは
服務規程とは、従業員が守らなければならない職場のルールを定めたものです。
就業規則の一部として規定されている企業が多いのではないでしょうか。
職場の秩序を保持し、規律違反者が出ないようにするには、職場のルールをきちんと従業員に理解させ、遵守させることが重要なことは言うまでもありません。
しかしながら、実際はどうでしょうか?
就業規則に服務規程が記載されているものの、労使トラブルが発生した時に慌てて確認するなど、結果として形骸化
し、活用できていない中小企業の皆さまも多いのではないでしょうか。
制度と風土の強化が重要
労働トラブル抑制には制度構築によるルール作りとリスクヘッジ、風土改善による労使関係の改善が必要です。
風土が悪い会社は、社員間トラブルが多く、社員の退職が頻発する傾向があり、業績悪化の要因にもなります。
風土の悪い会社で制度を導入しても、前向きに捉えてもらえなければリスクヘッジにはなりません。
服務規程活用のポイント
就業規則本体とは独立させて、服務規律規程として装備する
従業員配布用に服務規律規程を策定する
服務規律等に関する書式を整備する
服務規律規程を使用した研修を実施する
服務規程には評価基準も記載する